7月3日から1日一万歩ウォーキングを始めた。
雨が降ろうが槍が降ろうがやり遂げる決意で歩きはじめ、いろいろな出張先を含め歩いて来た。
川崎の自宅周辺から、群馬県富岡市の実家の回り、7月の高崎スズラン百貨店と8月の仙台藤崎デパートの出張先で歩いた烏川と広瀬川は、暑さとの戦いだった。
8月銀座で開かれた岡本光平展では、雨を避けて東京駅のホームを何往復もしてからギャラリーに向かったこともあった。
9月は香川県に2度行き、丸亀と高松を歩き回った。
その間を縫って、富岡市で開催していた父の個展に週末3回通った時は、うさぎ追いしかの山かの川を歩き回った。
奈良へ5日滞在した毎朝、古代ロマンの道を歩いたことは、至福の喜びだった。
古代人はみな歩いていたことを思えば、一歩一歩がいにしえ人の歩みだった。
10月は大阪の京阪百貨店でスタートした。
門真市駅の近くのホテルに滞在したら、毎朝歩くコースは、松下電器やタイガー魔法瓶など、お馴染みの大会社の工場が立ち並ぶ下町だった。
昨日の朝、その門真駅前の道を歩きはじめた6時頃、美しい虹が架かっていた。
この日、大事なプレゼンテーションを二つ予定していたので、何よりの僥倖と思い有り難かった。
一つは以前から敬愛しているギャラリストのご紹介で、大阪での新たな仕事が二つ動きはじめ、さらに名古屋での仕事も二つ決まった。
虹は明日に架ける橋となってくれた。
いろいろな人とのつながりで、道が拓けていくことに感謝してもしきれない。
出会いの先に道がある。
出会った人のお顔を次々に思い浮かべながら歩みを進めている。
今日、目標にしてきた100日に到達した。
明日から次の新たな一歩が始まる。