自由自在に世界を観ながら、人々とともに歩んでいこう。
道をもとめていこうとするかんのんが、深いちえによって、ものをみつめる修行のなかで、ある考えにたどりついた。
詩人の伊藤比呂美さんの般若心経 「観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時」 の現代語訳です。
今夜、群馬県甘楽町にある創建700余年の古刹 「宝積寺」 で満開を迎えた垂れ桜のライトアップを訪ねました。
桜をバックにたたずむ観音菩薩が、桜の化身のようにおごそかでした。
この見事な桜も、石像も、すべては空であり、無という教え。
今日はそんな教えをまざまざと学びました。
今から10数年前、元気だった頃の父親が、絵画のワークショップをしていた故郷の寺です。
一度は見たいと思っていた樹齢140年の桜に、ようやく出逢えました。
月も隠れる今宵 合掌