高橋誠 日本画展
~宮島 神々の風景~
~宮島 神々の風景~
あるお客様が、「この石のバラバラなところがとても好き。」と話してくださいました。
出品されている28点の中で、一番地味な作品かと思っていましたが、見てくださる方はいるのです。
宮島は瀬戸内海にそびえる標高535メートルの山です。
今から1200年前に弘法大師空海が山頂で修業した際の「消えずの火」が、今も燃え続けています。
お山は「弥山(みせん)」というのですが、山頂へ登る参道を高橋誠先生が様々な角度から描いてくださいました。
平清盛が厳島神社を築く前から人々がお詣りしてきた石段を、高橋先生の筆致が本物の石段のように見事に描いています。
その4号の作品「礎」は、15個の石がバラバラに並んでいるだけの作品ですが、何百年か前はきちっと並んでいた石が、何十万何百万の人が踏みしめたことによってこのような配置になりました。昔から聖地を訪れた人々の、その祈りの痕跡に思いを寄せた作品です。
出品されている28点の中で、一番地味な作品かと思っていましたが、見てくださる方はいるのです。
宮島は瀬戸内海にそびえる標高535メートルの山です。
今から1200年前に弘法大師空海が山頂で修業した際の「消えずの火」が、今も燃え続けています。
お山は「弥山(みせん)」というのですが、山頂へ登る参道を高橋誠先生が様々な角度から描いてくださいました。
平清盛が厳島神社を築く前から人々がお詣りしてきた石段を、高橋先生の筆致が本物の石段のように見事に描いています。
その4号の作品「礎」は、15個の石がバラバラに並んでいるだけの作品ですが、何百年か前はきちっと並んでいた石が、何十万何百万の人が踏みしめたことによってこのような配置になりました。昔から聖地を訪れた人々の、その祈りの痕跡に思いを寄せた作品です。
「消えずの火」にインスピレーションを得た作品「焔・境」も素敵です。
平和記念公園で燃え続けている火も、この弥山から移したものだそうです。