200年以上続いている老舗企業が、各国にどれくらいあるか?
韓国 ゼロ
中国 6
インド 3
と驚くほど少なく、日本は3000社、老舗大国なのだ。
日本に次ぐドイツでも800社で、日本の4分の1にすぎない。
100年以上の国内老舗企業は26、144社、500年以上が39社、1000年以上は6社を数え、世界一の長寿企業である大阪の 「金剛組」 は古墳時代から今日まで1436年続いている。
野村 進 「千年企業の大逆転」 を読んだ。
老舗企業ゆえに世の中の荒波をもろに被りながらも、どん底からV字回復を成し遂げた5社のドラマが描かれている。
野村氏は1997年に発表した 「コリアン世界の旅」 で大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞。
これが最高に面白くて衝撃を受けた後、「日本領サイパン島の一万日」 も大変興味深かった。
ノンフィクションとは人の知らないことを取材し、真実を明らかにして書くことである。
いきおい冒険や戦場や難病など、日常から遠くを思い勝ちだが、本書に登場するのは我々の身の回りで世話になっている物を作っている企業である。
しかし今日においては、企業の商品開発と競争の場こそ、戦場そのものである。
内容はそれこそ野村氏の取って置きの「企業秘密」 なので紹介は控えるが、目からウロコの危機にも負けない企業の生き残り策のご一読をお奨めしたい。
本筋と関係ないところだけお許し頂くと、日頃から疑問に思っていたことが、一つ解決した。
ソーセージの皮は豚や羊の腸が使われていることは知っていた。
今でもほんとにそうなのであろうか?
大分前から口当たりが腸ではない気がしていた。
本書によるとオーストラリアやニュージーランドでマトンが以前ほど食べられなくなったせいで、羊の腸の出荷が激減。
かたやソーセージの需要は世界的に高まる一方、国民の所得が一定水準を超えると爆発的に売れ出すソーセージの法則が、今アジア諸国で現実化している。
そこで引っ張りだこになったある物を、思いもよらぬある企業が開発、、、。
逆転のドラマも面白いが、なぜ日本に老舗が多く存在し、韓・中に少ないかも大事な指摘がされている。
韓国 ゼロ
中国 6
インド 3
と驚くほど少なく、日本は3000社、老舗大国なのだ。
日本に次ぐドイツでも800社で、日本の4分の1にすぎない。
100年以上の国内老舗企業は26、144社、500年以上が39社、1000年以上は6社を数え、世界一の長寿企業である大阪の 「金剛組」 は古墳時代から今日まで1436年続いている。
野村 進 「千年企業の大逆転」 を読んだ。
老舗企業ゆえに世の中の荒波をもろに被りながらも、どん底からV字回復を成し遂げた5社のドラマが描かれている。
野村氏は1997年に発表した 「コリアン世界の旅」 で大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞。
これが最高に面白くて衝撃を受けた後、「日本領サイパン島の一万日」 も大変興味深かった。
ノンフィクションとは人の知らないことを取材し、真実を明らかにして書くことである。
いきおい冒険や戦場や難病など、日常から遠くを思い勝ちだが、本書に登場するのは我々の身の回りで世話になっている物を作っている企業である。
しかし今日においては、企業の商品開発と競争の場こそ、戦場そのものである。
内容はそれこそ野村氏の取って置きの「企業秘密」 なので紹介は控えるが、目からウロコの危機にも負けない企業の生き残り策のご一読をお奨めしたい。
本筋と関係ないところだけお許し頂くと、日頃から疑問に思っていたことが、一つ解決した。
ソーセージの皮は豚や羊の腸が使われていることは知っていた。
今でもほんとにそうなのであろうか?
大分前から口当たりが腸ではない気がしていた。
本書によるとオーストラリアやニュージーランドでマトンが以前ほど食べられなくなったせいで、羊の腸の出荷が激減。
かたやソーセージの需要は世界的に高まる一方、国民の所得が一定水準を超えると爆発的に売れ出すソーセージの法則が、今アジア諸国で現実化している。
そこで引っ張りだこになったある物を、思いもよらぬある企業が開発、、、。
逆転のドラマも面白いが、なぜ日本に老舗が多く存在し、韓・中に少ないかも大事な指摘がされている。