出張中に溜まっていた新聞を捲っていて、驚く記事に出合った。
むかし出版の仕事に携わっていた頃、何度も足を運び、配本部数のかさ上げに頭を下げた本の取次店の記事だった。
2月9日の読売新聞朝刊の第二社会面の片隅に載った、たった15行の記事。
「太洋社 自主廃業視野に」
さらに昨年6月には、
「栗田出版販売が民事再生法の適用を申請」
とも書かれていた。
なんだか身を切られるように寂しい話だ。
出版不況も、そこまで来てしまったのかという思いである。
本の取次店が無くなるということは、一企業の倒産とは違い、文化の衰退だと危惧する。
出版文化が後退しても、それを上回る何かがやって来るのなら楽しみだが、単なる後退でしかないようだ。
こんな一大事、歴史の局面が15行で片付けられてしまうのか。
次は日販、東販、そうならないように頑張って欲しい。
むかし出版の仕事に携わっていた頃、何度も足を運び、配本部数のかさ上げに頭を下げた本の取次店の記事だった。
2月9日の読売新聞朝刊の第二社会面の片隅に載った、たった15行の記事。
「太洋社 自主廃業視野に」
さらに昨年6月には、
「栗田出版販売が民事再生法の適用を申請」
とも書かれていた。
なんだか身を切られるように寂しい話だ。
出版不況も、そこまで来てしまったのかという思いである。
本の取次店が無くなるということは、一企業の倒産とは違い、文化の衰退だと危惧する。
出版文化が後退しても、それを上回る何かがやって来るのなら楽しみだが、単なる後退でしかないようだ。
こんな一大事、歴史の局面が15行で片付けられてしまうのか。
次は日販、東販、そうならないように頑張って欲しい。