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Channel: 思いのしずく
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雪の高野

昨年は弘法大師空海にまつわる大きな仕事をさせていただいたので、お礼参りと新たな目標祈願に高野山へきた。 宿坊へ向かうバスの窓から、壇上伽藍の真新しい中門が見えたので飛び降りた。 4年半前にきた時は建設中だった中門だが、昨年の高野山開創1200年記念の落慶法要では、盛大な様子がニュースで流されていた。 バスを降りてこの聖俗結界の門を見上げているうちに、雪が降り始めた。...

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世界遺産 高野山に泊まる

西禅院の本尊 阿弥陀如来 気温マイナス5度の中、6時30分から本堂で行われる勤行に向かう。 玄関の屏風がお洒落。目的はこれ。 本堂で読経を聞く。 7時から朝食。 部屋の外の庭も見事。池の氷に積もる雪が梵字のよう。 奥に見えるのは根本大塔、西禅院は壇上伽藍のすぐ裏にある。 常喜院の赤地蔵さま。申年をよろしくお願いいたします。弘法大師の御影堂 金堂 まさに大門 修行の厳しさを想像奥の院へ。...

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志ん生一代

戦争から帰った翌朝、志ん生が二男の清に銭湯で背中を流されながら語るセリフがある。 清は後の人気落語家志ん朝だが、この時はまだ19歳で、戦後のどさくさの中で落語家でやっていく自信を見失いかけているところだった。...

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伏見稲荷

申年の私にとって今年のラッキーカラーは赤。 今日は大阪京阪百貨店に向かう途中、伏見稲荷に参拝。 千本鳥居の朱赤をくぐってパワーを頂きました。 参道の煎餅屋さんで葉唐辛子煎餅もゲット、体の内からヒートアップして、明日から1週間頑張るぞ!

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渡辺邦彦 京阪百貨店個展

京阪百貨店での渡辺邦彦木人形展が始まりました。 初日の開店と同時にお客さまがご来場。 一昨年の秋、渡辺先生が初個展を開催したこの画廊で、作品をお買い上げくださったお客さまでした。 昨年の12月に二人目のお孫さんが誕生されたとのこと。 最初の作品は初孫の健やかな成長を願ってプレゼントしたので、二人目のお孫さんにも同じ作家の作品を贈ってあげたいと、初日一番に駆けつけてくださったそうです。...

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冬の京都歩き 1

大阪の仕事明けに京都に寄って、1日歩き回った。 最初は河井寛次郎記念館。 作家の在りし日がそのまま感じられる、素敵な空間だった。 主だけでなく、志功や辰秋、富本憲吉、バーナード・リーチをはじめ今は無き多くの作家達の言葉を聞いた壁や柱をさすることにもしあわせを感じた。 朝鮮擬の床、椅子やテーブル、竹製家具や庭石、あらゆるものに主の魂がこもらないものはない、すべてのものが雄弁に主を語っていた。

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冬の京都歩き 2

寛次郎記念館から智積院が近いことを知って歩いた。 真言宗智山派総本山の智積院は、東山を背に広大な伽藍を有する寺だった。 長谷川等伯一門の国宝障壁画を、書院造りの間取りの状態で間近に見ることができた。 息子久蔵が25歳の時に描いた国宝「桜図」の見事さに感嘆するとともに、その翌年に若くして亡くなった無念さが伝わってくる。 その左側に描かれた等伯の国宝「楓図」の逞しさ。...

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冬の京都歩き 3

茶わん坂を上って清水寺を参拝した。 日本人より外国人観光客の方が多い印象だったが、派手な和服を着た外人女性が多いのには驚いた。 そんな貸衣装屋が繁盛していたが、日本の着物文化は衰退の一途。 清水寺参道を下り初めてすぐに、清水寺塔頭眞福寺大日堂のまえで足が止まった。 土産物の店と店の間に小さな寺があり、仏が祀られていた。 拝んで出ようとした時に、この仏が特別のものであることに気付いた。...

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冬の京都歩き 4

昼食に 「清水順正 おかべ家」 へ。 たたみ一畳ほどもある大看板は岡本光平先生の作品。 清水寺参道にはぎっしり店が立ち並び、その数だけ看板がひしめくが、お近くをお通りの際はダントツに際立っている 「おかべ家」 をご覧ください。 湯どうふ御膳をいただいて帰ろうとしたら、岡本先生の掛軸 「巡」 が飾られていた。震災の前年の秋に、藤崎デパートで開催した岡本光平展のDMを飾った文字も 「巡」...

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冬の京都歩き 5

知恩院から青蓮院門跡を経て、平安神宮へは寄らずに南禅寺へ。 その門前に「おかべ家」の本店である湯どうふの名店 「順正」 がある。 岡本光平先生の書いた暖簾をくぐり、庭園を鑑賞しながらの食事も楽しい。 最終目的地は黒谷の金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)。 法然上人が比叡山からおりて最初に草庵を結んだ浄土真宗大本山なので、額に 「最初」 の文字がある。...

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岸本恵美展

岸本恵美展 ~色と線の空間 ひとり遊び2~ ■2月14日まで 10時~16時 (月・祝休館) ■尼信会館1階展示室(尼崎市) 06-6413-1121  先日、岸本先生の大作展を見てきた。 基本的には墨の大胆な線だけで素晴らしい作品が出来上がっている。 さらにきめ細かなグラデーションによる、美しい色が何層にも塗り重ねられていて、そのマチエールの多彩さに魅せられた。...

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古代の隣国関係

ほとんどの人が関心ないことでしょうが、この1週間に気になる記事がありました。 1月24日の読売朝刊の書評 「天平の女帝 孝謙称徳」 書評するのは、経営者でありながら文化人である人がいなくなった今日、希少価値とも言えるライフネット生命会長兼CEO であられる出口治明氏。 「7世紀に大唐世界帝国が成立し、最初の30年を太宗 (李世民)...

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始皇帝

子どもの時分に、実物を見たいと思っていたのが、エジプトのピラミッドと中国の秦始皇帝陵だった。 すると1974年、高校3年の時に世紀の発見として「兵馬俑」が見つかった。 始皇帝の陵墓から1500メートルの畑の下から、8000人の軍団が突然現れたのだ。 世界史が好きだったが、世の中には習ったことよりも、まだ知られていないもっと凄いことがたくさんあることを知った。...

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博多の夜明け

博多大丸の仕事が終わり、今日は高松三越の打ち合わせに移動する。 ホテルが博多天神のど真ん中にあり、車の騒音が当たり前。 しかし夜明け前の暗闇と静寂の彼方から、汽笛の響きが繰り返し聞こえてきた。 海からは3キロメートルくらい隔たっているはずだが、ホテルの近くに住吉神社があった。 全国に2000余ある住吉神社の元祖であり、海の神様を祀っている。...

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一足早い春が

以前お世話になっていた百貨店の画廊と独立以来縁が切れていました。 この画廊の門戸を開くことが、独立以来の目標でした。 何度もプレゼンしてきたのですが、一度も首を縦に振ることのなかったバイヤーから、今朝、「今度は(株)宙で来てください」と、会期の提案がありました。 その言葉を聞くのに8年かかりましたが、待てば海路の日和ありです。 午前中に高松三越の画廊と打ち合わせして、年末の新企画が決定。...

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本の流通に異変

出張中に溜まっていた新聞を捲っていて、驚く記事に出合った。 むかし出版の仕事に携わっていた頃、何度も足を運び、配本部数のかさ上げに頭を下げた本の取次店の記事だった。 2月9日の読売新聞朝刊の第二社会面の片隅に載った、たった15行の記事。 「太洋社 自主廃業視野に」 さらに昨年6月には、 「栗田出版販売が民事再生法の適用を申請」 とも書かれていた。 なんだか身を切られるように寂しい話だ。...

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神の道

般若心経が多くの人に愛されて来た由来に、思い当たる文章に出会った。 般若心経が諭すのは、無、空である。 その境地はプラスもマイナスもない、ゼロである。 宗教でありながら、その教えさえ無いと言っているのだ。 しかし今回目にした 島田裕巳「神道はなぜ教えがないのか」の中の...

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ちらし寿司の味わい

昨夜のNHK「金曜eye 絶品!東京リアルめし」は、けっこう泣かされた。 衣食住というが、食事の大切さを再認識させられた。 腹を満たすのは食物、生きる意欲を生み出すのが食事。 その中で紹介されていた 「涙とともにパンを食べたことのない人に、人生の味はわからない。」 このゲーテの言葉にズシンと来た。...

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同志

会期が終わって10日経ってから30号の作品が売約になりました。 思いもかけない追加売り上げで嬉しかったのですが、その裏にもっと嬉しいことがありました。 そのデパートへ行ったのは3年ぶりだったので、まず初めてお会いする若い女子社員Sさんに挨拶しました。 すると「私は今月で退職するんですけど、よろしくお願いします」とのこと、アレレ。...

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祈り 1

大学時代に流行った「青葉城恋唄」が、北関東の片田舎で育った青年に、見知らぬ東北の中心地・仙台の美しさをさまざまに想像させた。その後、自分の人生がかくも深く長く仙台とのご縁を結ぶことになろうとは、思いもしなかった。井上ひさし「青葉繁れる」の舞台として、街を行き交う女性はみなマドンナのような人と憧れた杜の都。そしていつか行きたいと願っていたのが嘘のように、20年前から年に4回、藤崎デパートの画廊に通うよ...

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