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Channel: 思いのしずく
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始皇帝

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子どもの時分に、実物を見たいと思っていたのが、エジプトのピラミッドと中国の秦始皇帝陵だった。
すると1974年、高校3年の時に世紀の発見として「兵馬俑」が見つかった。
始皇帝の陵墓から1500メートルの畑の下から、8000人の軍団が突然現れたのだ。

世界史が好きだったが、世の中には習ったことよりも、まだ知られていないもっと凄いことがたくさんあることを知った。
やがてエジプトには行ったけれど、中国はシルクロードしか行ってない。

昨年から上野の国立博物館で「始皇帝と大兵馬俑展」をやっていて、見るなら本物をと我慢していた。
ところが今ちょうど、「女帝 わが名は則天武后」を読んでいて、時代は違っていても皇帝のスケールの大きさに圧倒されていて、始皇帝の実物に触れたくなって出かけてみた。

兵馬俑の写実性ひとつ取っても、2200年前の文化の高さに驚かざるを得ない。
中国最初の統一王朝を開いた男の、永遠をデザインする天才的なきめ細かさが、実感として伝わってきた。
だから始皇帝亡きあと、秦は3年しかもたず滅んでしまったのだ。
それにしても、昔の中国は凄い!



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