4月28日の朝刊に 「アップル失速」 「日本でも人気に陰り」 の見出しが目を引いた。
ITが苦手のアナログ人間としては、アップルやマイクロソフト、グーグルなどにはほとんど関心がなかった。
徹夜までして新製品を求める人々の心理が理解出来なかった。
が、いまは理解出来る。
世界を変える時代の最先端を、誰もが手に出来る夢のようなチャンスに、人々は熱狂していたのだ。
3月の仙台、仕事の関係者が大勢集まり宴会が盛り上がった後、4人がバア・バッカスで二次会をしていた。
そこで色んな話がされている中、ガラス作家の村山耕二先生がスティーブ・ジョブズのことにほんの少し触れた。
ガラスの仕事とアップルの仕事がまったく分け隔てなく、先生の生き方のなかで聳え立っていることに、失礼ながらびっくりした。
モロッコ政府から嘱望されて、サハラ砂漠の砂を使ったガラスプロジェクトを成功させるために、村山先生はもうすぐ家族と共に移住するそうだ。
世界が必要としている人を目の前にして、心地よい酔いだった。
砂漠とIT 、無機質と思われる世界の中に、誰よりも熱く生きる人間ドラマがあることが沸き上がってきた。
翌朝、本屋で1200ページの「スティーブ・ジョブズ 1・2」を買った。
すでに文庫本になっていた。
スティーブ・ジョブズを知るのに、5年遅れた。
天才のパワーに圧倒されて読みきる。
「世界を変えるということの意味!」「変えてしまった男の生きざま」が、これでもかと詰まっていた。
地球上の73億人で明日のことを考えない人はいない。
しかしスティーブ・ジョブズは考えるのではなく、人々が想像もしていなかった明日を作り上げたのだ。
しかも極端な話、たった一人の力で。
日本のソニーにもアップルのような凄い仕事をする素材は、すでに出来ていた。しかしソニーのように巨大な組織では、その素材をまとめるのに組織の対抗意識が邪魔して失速したとあった。
アップルは一人の天才の下でそれを成し遂げ、世界中でスティーブ・ジョブズの成功を喜ぶ人々を創ったのだ。
読み終えて、大きなエネルギーをもらったところへのアップルの悲報。
今は亡き天才アーティスト。
ITが苦手のアナログ人間としては、アップルやマイクロソフト、グーグルなどにはほとんど関心がなかった。
徹夜までして新製品を求める人々の心理が理解出来なかった。
が、いまは理解出来る。
世界を変える時代の最先端を、誰もが手に出来る夢のようなチャンスに、人々は熱狂していたのだ。
3月の仙台、仕事の関係者が大勢集まり宴会が盛り上がった後、4人がバア・バッカスで二次会をしていた。
そこで色んな話がされている中、ガラス作家の村山耕二先生がスティーブ・ジョブズのことにほんの少し触れた。
ガラスの仕事とアップルの仕事がまったく分け隔てなく、先生の生き方のなかで聳え立っていることに、失礼ながらびっくりした。
モロッコ政府から嘱望されて、サハラ砂漠の砂を使ったガラスプロジェクトを成功させるために、村山先生はもうすぐ家族と共に移住するそうだ。
世界が必要としている人を目の前にして、心地よい酔いだった。
砂漠とIT 、無機質と思われる世界の中に、誰よりも熱く生きる人間ドラマがあることが沸き上がってきた。
翌朝、本屋で1200ページの「スティーブ・ジョブズ 1・2」を買った。
すでに文庫本になっていた。
スティーブ・ジョブズを知るのに、5年遅れた。
天才のパワーに圧倒されて読みきる。
「世界を変えるということの意味!」「変えてしまった男の生きざま」が、これでもかと詰まっていた。
地球上の73億人で明日のことを考えない人はいない。
しかしスティーブ・ジョブズは考えるのではなく、人々が想像もしていなかった明日を作り上げたのだ。
しかも極端な話、たった一人の力で。
日本のソニーにもアップルのような凄い仕事をする素材は、すでに出来ていた。しかしソニーのように巨大な組織では、その素材をまとめるのに組織の対抗意識が邪魔して失速したとあった。
アップルは一人の天才の下でそれを成し遂げ、世界中でスティーブ・ジョブズの成功を喜ぶ人々を創ったのだ。
読み終えて、大きなエネルギーをもらったところへのアップルの悲報。
今は亡き天才アーティスト。
今年になってから海外モノを3冊読んだ。
「ネアンデルタール人は私たちと交配した」 は、ミトコンドリアDNAが人類進化の謎を解明する。
2冊目は 「アメリカ最強の特殊部隊が 『国家の敵』 を倒すまで」 という長いタイトルだが、原題は 「NO EASY DAY」.
米海軍特殊部隊の精鋭の中から選びぬかれたメンバーによる、ビンラディンを暗殺する秘密作戦の全貌。
どちらも面白かったが、一番は 「スティーブ・ジョブズ 1・2」 アップルコンピュータと同じくらい夢の詰まった評伝だった。