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Channel: 思いのしずく
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加藤九祚先生

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旅先仙台で悲しい報せに接した。
「 シルクロード研究などに尽力した人類学者で国立民族学博物館名誉教授の加藤九祚(かとう・きゅうぞう)氏が、仏教遺跡の発掘調査のため滞在していたウズベキスタン南部テルメズの病院で現地時間11日午後、死去した。94歳。 」
この10年余、岡本光平先生の岩画調査でロシア、中国、モンゴルを探索してきた私たちのバイブルとして、ロシア人考古学者オクラード・ニコフ著「黄金のトナカイ」があった。
その翻訳者が加藤九祚先生だった。
仙台で岡本先生の個展を重ねている内に、加藤先生の愛弟子である東北福祉大学考古学の横山裕平教授とも知り合い、加藤先生の素顔の話を聞かせて頂く機会を頂いた。
以来、お会いしたことはないが、90歳を過ぎても異郷での発掘調査に生涯を捧げた人生に、心から尊敬の念を抱いて来た。
最期をウズベキスタンで迎えられた先生のご冥福をお祈り申し上げます。

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