おいしい高松
高松の仕事は瀬戸内の食材との出逢いが嬉しい。 10日間いろんな店に案内して戴きましたが、写真に撮れたもの。 讃岐うどんと巨大ゴボウ天、牡蠣のおにぎり。 カワハギと肝の造り。 香川名物の骨付き鶏は4日食べた。 付きだしは煮ダコ、のれそれ、子持ち昆布。 赤貝とたこ。 小肌。 焼き貝とアスパラ。 穴子の刺し身。 最終日にお客様から差し入れのちらし寿司、愛情詰まった身体が喜ぶ美味しさでした。
View Article芳村真理さん
夜7時からの「爆報THEフライデー」に、芳村真理さんが出演していました。 昨年の秋、銀座を歩いているときに久しぶりに芳村さんと出会いましたが、82歳と思えない若々しさはさすがでした。 20年ほど前、岸田今日子さん、芳村真理さんには絵画展のオープニングゲストとして、富山県や山形県、岩手県など一緒に旅していただきました。 お二人ともテレビの世界の人とは思えないほど親しみやすく、温かいお人柄でした。...
View Article美術の春
今日は上野の東京都美術館で開催中の東光展に行きました。 田中里奈さんの「道化師と女」は、木版画でありながら立体感を見事に表現した素晴らしい作品でした。 その後、六本木の国立新美術館で開催している国画会の国展へ。 同じ公募展でも国展の方は、作品の巨大さに圧倒されます。 ひときわ魅せられたのは、安達博文さんの「時の符」。...
View Articleミュシャ
最初の写真は奈良県明日香村のキトラ古墳の天井に描かれた天文図。 3年前に飛鳥資料館でこれを見たときに、1300年前の人々が星空に抱いたロマンに触れたような感激があった。 世界で現存する最古の天文図だという。 この天文図を中心に展開する考古学ミステリー、池澤夏樹『キトラ・ボックス』が面白かった。...
View Articleいちめんのなのはな
菜の花畑に、入り日うすれ♪ の唱歌「おぼろ月夜」が誕生した長野県飯山、千曲川のほとりの風景です。 周囲の山にはまだ残雪が。 まだ咲いてて良かった!間に合った! 正確には漬け物で有名な「野沢菜の花」なんだとか。 山村暮鳥の「いちめんのなのはな」を求めて、青森県下北半島の横浜町まで菜の花畑を追いかけたこともありますが、まだ二分咲きくらいでした。 今回は大満足!
View Article駅前旅館
広島の仕事に向かう車中の友に、井伏鱒二の文庫「駅前旅館」を携えました。 井伏鱒二は広島の出身、この小説が世に出た昭和31年に私は生まれましたので、なかなか興味深い読書となりました。 仕事がら全国を旅して回っている日々ですが、ビジネスホテルに泊まるばかりで、近年激減の駅前旅館にご厄介になる機会は希です。...
View Article東北の絆
関東から西日本にお住まいのみなさま、いまの季節、みちのくの味覚が堪えられない美味しさです。 三陸の海に育った「ほや」、口の中に広がる海の果実。 今回の出張中に4度味わいました。 夏はぜひ東北宮城の旅で味わってみてください。 仙台の中心街は今朝から七夕の飾りが登場、震災後に始まった「東北絆まつり」の開幕です。 仙台出張の度に震災復興を肝に命じるのですが、今回の出張は、別の意味で心に沁みました。...
View Article日韓の溝
2月にソウルに行って以来、気になる韓国の歴史をおさらいした。「物語 韓国史」金両基著(中公新書)を読んで、通りいっぺんの知識を得たつもりだった。そんな折り、古本屋の100円均一の中から、「李朝滅亡」片野次雄著(新潮文庫)が目に飛び込んで来た。それは20年前に出た絶版のものであるが、「ほんとの日韓の溝をこれで学べ!」と言われているような予感がした。...
View Article夫・車谷長吉
50歳が近づく頃、切実な何かを求めていた。 模索する中で出会ったのが車谷長吉の「鹽壺の匙」(しおつぼのさじ)という私小説だった。 飾り立てられた綺麗な言葉で書かれたものよりも、自らを反時代的毒虫と言い、苛烈な言葉で容赦なく人間の業をあばく車谷の、毒を以て毒を征す文体が心地好かった。 映画化された「赤目四十八瀧心中未遂」以外の私小説は全て読んで、からだ中に毒が回った頃に脱サラした。...
View Article銀座 古山拓展
今日は敬愛する画家の古山拓先生の個展に、書家の岡本光平先生とお邪魔しました。 岡本先生いわく、 「水彩画の具象からアクリル、さらにはペーパーアートの抽象までやりたい放題楽しんで、まるで3人の作家の展覧会を見ているように面白い!」 と絶賛していました。 最近、古山先生は印象派の画家が使っていた絵の具を使っているそうです。絵の具を定着させるのに蜂蜜を使うという話にびっくりしました。...
View Article博多大丸 上田耕造油絵展
二十歳の時にヨーロッパ8カ国を、22日間かけて回りました。 その第一歩のギリシャは、ヨーロッパのどことも違う美しさでした。 夜明けに着いたアテネは、まだ薄暗い街中を人々が行き交っていて、働き者の印象でしたが、近年のニュースで知る国柄は違っていたようです。 朝食で食べたオリーブオイルと酢と胡椒と山羊のチーズをまぶしたサラダの味は、いまでも鮮明に覚えています。...
View Articleロマンを求めて
世界最後の秘境という言葉が現実味を帯びなくなった今日、本書を手に取るのに一瞬の躊躇があったが、ナショナル ジオグラフィックの記者ということで読み始めた。 中米ホンジュラスの東部にモスキティアと呼ばれる人跡未踏の地がある。 毒蛇、ジャガー、ジャングル、熱帯病が人の侵入を阻んできたが、ジャングルの奥に白い石造りの「失われた都市」が眠っているという古い言い伝えがあった。...
View Articleウリ、ナスビ
注文していた本がAmazonで届きました。 松原正毅「青蔵紀行」 納品書に店主が手書きのメモを添えてくれていました。 ご注文、ありがとうございました。 いよいよ夏ですね、どうか良き日々でありますよう! 水桶に うなづきあふや 瓜茄子 蕪村 ※トマトをはじめ夏野菜のとり入れに追われています。 本は書店で買う主義なのですが、古本はネットを利用します。...
View Article夏越大祓
2017年6月30日、今日という日がどんな日か知らずに始まった1日。 朝、コメダ珈琲店でモーニングを食べながら、1日を考えていた時には、想像もしませんでした。 いつものコメダのモーニングサービスは420円なのに、博多天神南店は520円だった。いつの間に値上げしたのかなと思っていたら、大阪は420円のまま、、、この格差は何だろうと思索(?)のひととき。...
View Articleイスラム国と応仁の乱
「応仁の乱」名前が有名なわりには内容がイマイチ分からない地味な歴史アイテム。 応仁の乱を扱ったNHK大河ドラマ「花の乱」は、視聴率最低記録を更新中だとか。 それなのに去年、突然世に出た中公新書 呉座勇一著「応仁の乱」が18万部を越え、応仁の乱ブームを巻き起こしている。 この地味で古くさいテーマに挑んで脚光を浴びたのは、1980年生まれ37歳の若き呉座さん。...
View Article岡本光平展 ロックアート・イン・アジア
始まりました。 真夏の暑さも吹き飛ばすアートパワー全開の「岡本光平銀座個展」。 注目のテーマは「がんが」。 DMの虎美ちゃんの絵を見て、まんが展と勘違いしないでください。 ユーラシア大陸に残された最後の歴史ロマン。 誰よりも早く、あなたが歴史の証人になって頂きたい!...
View Article2017ラスト・モンゴル 1
人類の祖先が歩いた源流をたどることにロマンを抱いて、この10年岡本光平ユーラシア岩画調査プロジェクトに参加して来ました。 中国のシルクロード都市である新疆ウィグル自治区のウルムチと金山の岩画、ロシアのアムール河流域とバイカル湖周辺のシベリア岩画、そして2年前からアタックしているモンゴル。...
View Article2017ラスト・モンゴル 岩画1万年 2
チンギス・ハーン国際空港ではさっそく岩画のお出迎え 第5ポイント ゴビ岩画の聖地 一路南へゴビ。 世界3大砂漠の一つ。 旅の前に仙台のギャラリーでお世話になったSさんから頂いた木村毅「青空の国 モンゴル」を読んでいたら、...
View Article2017ラスト・モンゴル 岩画1万年 3
ツァガーン・スパラガ・ツーリストキャンプウランバートルから南へ430キロメートルを走り抜け、中央ゴビのツーリスト・キャンプ(ツァガーン・スパラガ)に到着。 若い頃から夢中で読み親しんできた司馬遼太郎、開高健も南ゴビの地を踏んでいることが嬉しい。 が、司馬さんの「草原の記」「街道をゆく⑤モンゴル紀行」に岩画は登場しない。...
View Article2017ラスト・モンゴル 岩画1万年 4
ウルジート・ホーダス山から見下ろした風景 ウルジート・ホーダス山頂の人物岩画 ホンゴル砂丘ツアー3日目 翌23日は朝からデル山で拓本を採り、2番目の岩画調査地ウルジート・ホーダスへ向かう。...
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